とあるバビロニアンのブログ。

30代多趣味主婦の毒にも薬にもならない日常を更新します。

【ネタバレ】映画『クロール ー凶暴領域ー 』感想。【ワニワニパニック】

※当ブログではアフィリエイト広告を利用しています。

完全に忘れた頃に点灯することでお馴染みの換気扇お掃除お知らせランプが点きやがったので、
つけ置き洗いをしている間に見ました。






クロール ー凶暴領域ー (字幕版)





スポンサードリンク







あらすじ

大学競泳選手のヘイリーは、疎遠になっていた父が、
巨大ハリケーンに襲われた故郷フロリダで連絡が取れなくなっていることを知り、実家へ探しに戻る。
地下で重傷を負い気絶している父を見つけるが、彼女もまた、
何ものかによって地下室奥に引き摺り込まれ、右足に重傷を負ってしまう―――

クロール ー凶暴領域ー - 映画情報・レビュー・評価・あらすじ・動画配信 | Filmarks映画

ネタバレあり感想

良くも悪くもリアルなワニたち



登場するワニ達は、水中での姿勢デスロールの様子など、
実際のワニの生態に基づいて(あくまでしがない巨大生物好きの見立てですが)なかなかにリアルなCGで描かれており、
やたらデカいバケモン的ボスワニのような現実にはありえないクリーチャーが一切登場しません。

まぁ正直好みは分かれるところですよね。



私はそもそもモンスターパニック映画にそこまでのリアルさは求めていないよ派ので、
ギュスターヴ級くらいの大きさのワニは出てきてもよかったのでは…と思いました。

ギュスターヴは一応実在してるんだしね。



ja.wikipedia.org



最後の最後までリアルなワニしか出てこないと思わせておいて、
ラストシーンで突如水中から現れ救助ヘリを襲うバカデカいワニジュラシックワールドのモササウルスのような)とか出てきたら、
めちゃくちゃ興奮したんだけどな。




ジュラシック・ワールド (字幕版)


あっさりとした味付けの家族ドラマ



主人公の両親は離婚していて、なんとなくギクシャクしている家族が導入部分で描かれますが、
もはやお約束。


ていうか映画に出てくる夫婦ってだいたい離婚しているもしくはその危機なんだけど、
向こうってそんなポンポン離婚するのか?

そうじゃないとお話が始められないのか?

私が安直な映画ばっかり見ているからか?(たぶんそう)



ただこの映画で良かったのは、
家族の問題を解決するシーンにあまり尺を割かず、さらっと描いたところ。


主人公と父親のわだかまりは解けたものの、
結婚して遠方に住んでいる姉は冒頭の喧嘩腰の電話以来出てこないし、
新しいパートナーとパリにいるという母親は登場すらしません。


主な登場人物は主人公とその父親だけなので、
映画の尺の中で解決するべきはその二人の間での問題だけ。

有名なシリーズものの作品超有名俳優起用の作品ではないので、
登場人物のキャラクター性や魅力で見せる必要がなく、
尺的に書けないし書く必要もないことは当然書かない方が良いに決まっています。


暴れ狂うモンスターの前には家族ドラマはただの味付けで、
あくまで登場人物たちの行動に説得力を付加するだけ。

パニック映画における家族描写はこれぐらいの濃さが良いなぁ。


頑丈すぎる人間たち



わりと序盤にメインふたりが大けがを負うのは、
相手が普通のワニで、別に遺伝子操作されて狡賢くなったワニではないので、
ハンデ的な意味でよしとしようや。


しかし終盤よ、
腕食いちぎられたりデスロール食らったりしたらもう無理やろ。



そもそもこんなことになったのは、
デモデモダッテオヤジが妙に感傷的になって昔家族で住んでいた家に(行かんでもいいのに)いらんことしに行ったからやん。


ちょっと違うけど、名作鮫映画ディープ・ブルーのように、
諸悪の根源が最後に犠牲になることで観客はカタルシスを得られると思うんだけどなぁ…。



ディープ・ブルー (字幕版)


最後に



犬が可愛い。



序盤で食べられちゃうんだろうか…と思ってたけど、
なんだかんだで最後までついてきててめっちゃ可愛い。

よかった。


犬やられたんか!?とドキッとさせるような書き方が上手かったです。





クロール ー凶暴領域ー (字幕版)