ネタバレしかない『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』感想
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※ネタバレを避けたい方は絶対に読まないでね!
公開3日目の水曜日レディースデー、朝一番の回で観てきました。
周りも私も神妙な面持ちの訓練された歴戦のオタクばっかりで、
隣のオタクが要所要所でヒュッと息をのむ音が聞こえたりなんかして、
ああ、私は“エヴァ”を観に来たんだな…と妙な感慨に浸ったりなどしました。
感情に任せての断片的な箇条書きですが、
感想を書いていきます。
↓アマプラで冒頭部分が公開されています。
もうこの部分だけで胸がいっぱいになるんやが。
『これまでのヱヴァンゲリヲン新劇場版』+『シン・エヴァンゲリオン劇場版 冒頭12分10秒10コマ』
アスカとケンケン
実はこれ事前にバレを踏んでしまっていて、その時はまるで意味がわからなかったんですが観て妙に納得。
アスカがシンジくんを好きでも受け入れる度量のある大人の男に成長したケンスケと、
ただ誰かに頭を撫でて欲しかったアスカ、お似合いじゃないか…。
一部の人は脳が破壊されているようですが…。
式波さんは加持さんには興味なしっぽかったけど、
大人の男性に惹かれるのはアスカらしいというか…考えたら、
同年代の子供たちの中では(カヲルくんを除けば)ケンスケが一番大人だったしな。納得。
決戦前にケンスケがアスカを撮影するシーン、
二人の14年が垣間見られたようで良かったです。幸せにな…。
村パート
トウジ生きとったんかいワレ。
なんかQではトウジの名札が付いたシャツが出てきてシンジくん発狂してたからてっきりニアサーで死んでしまったのかと思ってたよ。
よくよく考えたら、本当に死んでしまっていたらQのサクラが「お兄ちゃんがお世話にりました♪テヘヘ」みたいな態度なわけないよな。
ヒカリと順当に結婚して娘の名前がツバメ…ヒカリ姉妹の名前新幹線縛りをしっかり踏襲している…。
そして村パートの黒波がハチャメチャに可愛かっただけにパシャったとき心が折れそうになりました。
黒波が村の皆と交流していく中で情緒が成長していく日常アニメを全12話くらいで見たい。
ミサトさん
ミサトさん大好き!!!!!!!!!
ミサトさんを好きで本当によかった!!!!!
何を隠そうエヴァで一番好きなキャラクターがミサトさんなんですけど…本当にもう…それまで私怨で戦ってた感のあったミサトさんがシンジくんをサポートすると言って抱擁を交わすシーンで堪えきれずに泣いてしまった…まさかエヴァで泣くとは思わなかった。
ミサトさんが母になって、精神的にも成長し大人になって(しまって)、ちょっと寂しいけど嬉しかったです。
しかし加持リョウジ(小)可愛すぎるやろ。
マリ
異物感がどうしても拭えなくてあまり好きになれなかったんですが、
シンエヴァで大好きになりました…。
シンジくんを認めてくれて、褒めてくれてありがとう…最後に迎えに来てくれてありがとう…シンジくんを迎えに行くためにエヴァの足し算をずっとしてくれててありがとう…。
さすがにマリ√で終劇は想定外だったけれど、
シンジくんが円環から抜け出すためにはTVシリーズや旧劇からの登場人物では駄目だったということなんですね…というかやっぱりイコールモヨコか…庵野監督お幸せに…。
ラストのシンジくん(大)、緒方さんじゃなくて残念…と思ったらスタッフロールの「神木隆之介」で大納得した。
まとめ
Qのことがあったので正直今回もまたわけのわからんまま投げっぱなしで終わるんだろうなと思っていて、
どんな結末でもとにかく最後にシンジくんが笑ってさえいられれば良しとしようと意気込んで観に行ったんですが…さすが庵野監督、恐れ入ったわ。
漫画版以上の綺麗なラストはないと思っていたのにこんな完璧な大風呂敷の畳み方をお見せされると、
もうみんなで庵野とエヴァに文句を言いながらワイワイできないじゃないか。
これでエヴァは本当の本当に終わり!お前らもさすがに大人になって自分の人生の幸せを見つけろよ!って庵野に優しく諭されているみたいで、
清々しくも一抹の寂しさが残るエヴァ卒業式でした…。
シネマイレージの鑑賞ポイントが貯まったことだし、もう一回くらいは観に行きたいな。
Shiro SAGISU Music from“SHIN EVANGELION"