ていうかアルファベットでHAKAISHAってダサくね????
クローバーフィールド/HAKAISHA
『ミスト』に登場する巨大クリーチャーを調べていた際、同じような怪獣が出る映画として関連付けられていた
『 クローバーフィールド/HAKAISHA』を見ました。
↓『ミスト』の記事はこちら。
kaoriychan.hatenablog.com
いつの間にかウォッチリストに入っていました。
前に入れて忘れてたんでしょうなぁ。
あらすじ
映像はビデオカメラの持ち主ロブのプライベート風景から始まる。
クローバーフィールド/HAKAISHA - Wikipedia
ある夜、日本への栄転が決まったロブを祝うために開かれたパーティーの最中、
突如として不気味な爆音が鳴り響く。
外の様子を見にパーティ会場の屋上へ向かった彼らは、
そこで炎に包まれたニューヨーク市街を目撃する。
外へ出ると爆発で吹き飛ばされた自由の女神の頭が降って来て市内はパニックに陥り、
ロブを含む数人のメンバーは徒歩での脱出を試みる。
感想
いやぁ、
説明と人間ドラマをほとんど省いても面白い怪獣映画って作れるんやな〜。
渡辺謙になってからのハリウッド版ゴジラ、面白いけど家族パート要らんやろ派の私は、
最後まで飽きずに鑑賞できました。
スタッフロールを含めても90分くらいの比較的短い映画ではありますが、
それ以上にあっという間に感じました。
海外へ栄転する主人公の送別パーリィを撮影していたら怪獣出現に巻き込まれ、
主人公達と逃げている間ずっとハンディカムを回し続けているというていで話が進むのですが、
主人公も撮影者である友人も、登場人物はほぼ全員一般人で、その視点で物語が進んでいくので、
怪獣の正体は何か?とか
何の目的でどんな方法でやってきたのか?とかは一切わからないまま終わります。
ただ逃げ回るだけ。
避難した先で軍人さんは出てくるけど(こういう映画に出てくる黒人の軍人さんの頼りになる感は異常)、
ただ現場の指揮官って感じで怪獣の正体までは知らなさそう。
渡辺謙版ゴジラのように、主人公を怪獣に因縁のある軍人とか怪獣を研究している秘密結社の研究員とかにしてしまうと、
どうしても説明パートが長くなりがちなんですよね。
それはそれでアツくて面白い場合もあるし、
ゴジラは長く続いてる世界的人気シリーズという性質上、
怪獣出現の背景をある程度説得力のあるものにしなければならないと思うので、
まぁ仕方ないけど。
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『クローバーフィールド』は、
正体不明の巨大怪獣を俺たちが倒そう!USA!USA!とか、
俺たちが怪獣の正体を探ろう!とかを考えるべくもない一般人の視点のみで構成されているので、
どうしても間延び感が出てしまう説明パートがなく、大変よろしいです。
「何なんだあれは!?」って感じで終わります。
結局怪獣が倒されたのかどうかも不明です。
また、同じく間延びをする(そしてそれ故に怪獣しの登場シーンが減る)という理由であんまり好きじゃない家族パートもほぼないです。
ゴマすりクソバードがおると聞いてウキウキで劇場へ足を運んだ『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』は、
めちゃくちゃ面白かったけど、家族パートまるまる無しでも良かったんちゃうか?と思うくらいや。
最高やったけどな。
家族パートを入れると作品に深みが出るのかも知れませんが、
尺を取りすぎるとかなり冗長というか、蛇足感すら出てくる気がします。
個人的には『クローバーフィールド』くらいの「チョイ足し」感がちょうど良いです。
あと、一部では不要やと言われているあのデカいダニみたいなクリーチャーですが、
人間が噛まれたら爆ぜて死ぬ(恐らく二次感染もあり)ので、
ゾンビパニック物とパンデミック物好きからすると、必要です。
ただ、ツッコミどころはあります。
大怪我をしているのに何であんなに全力で走れるんや?とか…。
まぁ、言うても映画やし…。
いやぁ、なんやかんや言いましたが、
シンプルに面白いパニックムービーを見たなぁ。
よろし。