あれはヤバい(あまりの救いの無さに語彙力を喪失)。
私がよく見ている某巨大掲示板まとめサイトで「後味の悪い」「鬱映画」として度々話題に上っている映画『ミスト』が、
いつの間にかprime対象になっていたので見ました。
ウォッチリストに入れてたのに、
primeになったとき通知くれへんかったやんけ、Amazonさんよ…。
あらすじ
ガラス窓を破るほどの嵐の翌日、スーパーへ買い出しに出掛けたデヴィッド(トーマス・ジェーン)。
ミスト (2007) - シネマトゥデイ
軍人やパトカーが慌ただしく街を往来し、あっという間に店の外は濃い霧に覆われた。
設備点検のために外に出た店員のジム(ウィリアム・サドラー)が不気味な物体に襲われると、
店内の人々は次第に理性を失いはじめ……。
原作
スティーヴン・キングの小説『霧』が原作です。
私はご存知の通り意識低い系の映画好きなので、もちろん原作は未読です。
なんか訳文って読みにくくて嫌いなんですよね。
監督は、同じキング原作の映画『ショーシャンクの空に』、『グリーンマイル』を手掛けた人らしい。
ならもう絶対間違いない。
感想
さて、私のブログをよく読んでいただいている方は、
えっ後味の悪い映画って言ってるけど、
この前の記事で「しんどくなる映画は基本見ません(キリッ」って書いてたやん!
と思われるかもしれませんが、
この映画『ミスト』、私がこよなく愛するモンスターパニック映画でもあるんですよね。
モンスターの誘惑に負けました。
強烈な後味の悪さだということは聞いていたのですが、
ただ逃げ回るだけではない良質なモンスターパニック映画(貴重)っぽかったので、
ずっと見てみたかったんです。
感想。
…。
……。
面白かったけどもう二度と見たくない。
同じく映画好きの母(私より若干意識は高い)から鑑賞禁止を言い渡されている映画が二つあって、
まぁ『火垂るの墓』と『シャイニング』なんですけど、
それらの仲間に入れたいくらい二度と見たくない。
ちょっと気になる~くらいの安直なマインドで見てはいけない映画でした。
特に子供がいる人、いや、もう子供好きレベルの人も見ない方がいいかもしれない…。
ジャック・ニコルソンこえぇ~。スティーヴン・キングすげぇ〜。
予告映像には「衝撃のラスト15分」とありますが、
そのラスト15分くらいからなんとな~く、結末の予想がつき始めるんですよ。
私が何パターンか予想していたうちの、
最も入ってほしくなかった最悪のルートに入ってしまった。
えぇ…(困惑)。
努力って、正しい選択って、善悪って何なんやろうな…。
モンスターの造形や起源は私は好きです。
霧に隠れていて全貌がわからない感じも含めて。
まんまクトゥルフだよね~あれ。
よく知らんけど。
それを差し置いても、もう二度と見たくはないな。
二時間返せとは思わないけど。
めちゃくちゃ面白かったけど。
どうして私はこんな映画を土曜日の午前中に見てしまったのだ…。
さて、昂った気分がだいぶ落ち着いたので、
偉大な先人たちのレビューブログでも見てくるか…。