北東北初上陸。
家を10/10の午前2:40頃に出て、
国道と、日本海東北道の無料区間(我々の間での通称・乞食高速)を使ってひたすら北上、
青森県は弘前で一泊して翌10/11の朝から地道を走り、台風が来る前に帰る。
しかも、車はタントエグゼ。
2日間の総走行距離1400キロ余、運転は全て主人。
なんと馬鹿なことを、とお思いでしょう。
わしもそう思う。
主人の「そういえば東北行ったことないな。」という思い付きが発端でした。
私も、GLAYのライブで行った宮城と、その時の宿泊地だった山形にしか行ったことがなかった(行ったものの観光らしい観光はひとつもしなかった)ので、
大変やろうなぁとは思いつつも、いっちょ乗ってみました。
そしたらまぁ大変やった。
主に新潟が。
色々なことがありましたが新潟でやられすぎてもう自己防衛で記憶が失われつつあるので、
かいつまんで書いていきますね。
スポンサードリンク
行っても行っても新潟地獄。
今更やけど、新潟ってデカいのよね。
一応富山の隣の県やねんけど、
新潟市はどっちかっていうと新潟県でも北の端のほうなので、
富山市からでも「新潟 251km」みたいな地獄の表示が出るのよね。
(ちなみに富山から地元の奈良県北西部まで帰ると350キロくらい)
一度新潟市に肉フェス目当てに高速を使って行ったことがあって、
その時も思い起こせばまぁまぁやられててんけど、
人間えらいもんで、喉元過ぎれば何とやらで…。
「夜中走るし車少ないから大丈夫やろ~」くらいの軽い気持ちで、
新潟さん縦断に挑んだわけですよ。
えらいことやったで。
行っても行っても行っても行っても新潟。
帰りは、寝て起きて寝て起きて寝て起きて寝て起きても、まだ新潟。
帰りの方が絶望感がすごかった、
なにせ水曜どうでしょうの最長シリーズ「対決列島」全10話のDVDを最初から最後まで見ても、まだ新潟。
それもそのはず、新潟県を縦断すると300キロくらいありよる。
ひとつの県でやで…そんなん北海道をおいては新潟くらいのもんじゃないでしょうか。
しかも新潟市内がわりと混む。
結局、行きも帰りも新潟縦断だけで7時間くらいかかりました。
ただ、そのおかげで、100キロ台くらいの目的地までの距離の表示には怯まなくなりました。
帰りに、これまた新潟で見た「会津若松 144km」が小物に見える。
そんなものは近い。
城も見ずに弘前市を去る。
青森県で有名な観光名所といえば、言わずと知れた弘前城ですが、
見てません。
チラリとも見てません。
弘前に泊まったのに。
当初は、時間と気力と体力があれば、
さらに北上して青森港まで行って青函連絡船見たいなぁ~、函館のお土産とか売ってるかな?
とかご機嫌なことを言っていたのですが、
案の定気力がでもたなんだわ。
ていうか、青森港に車を置いて身一つで船に乗ったら、
他交通手段よりも比較的お安く函館に渡れるやんけ…。
もっと早く東北征伐を計画しておけばよかった。
もったいないことをした。
もう、ほんの目と鼻の先に函館があるのに…あな口惜しや…。
弘前では、道沿いのラーメン屋さんで早めの晩御飯を食べました。
後述する山形のラーメン屋さんでもそうやったけど、
東北は煮干しでだしをとることが多いのかな?
美味しかったです。
泊まったホテルも面白かったよ。
安かったし、部屋がめちゃくちゃ広かった。
ツインで取ってくれたはずなのに、わりと大きい3つ目のベッドがあり、
ソファとテーブルもあり、それでいてなお狭苦しく感じない。
温泉もあり。
ワイナリーホテルという名前の通り、ワイナリーが併設されていて、
見学とか有料で試飲とかもできるらしいけど、
アルコールを入れると確実に次の日まで死ぬのでやめました。
ただ、めちゃくちゃ山の上にあるから道がやばい。
だから安いというのもあるんやろうか…。
みんな大好き朝食バイキングも、
適度に名物などもあり美味しかったです。
ウインナーとスクランブルエッグをしこたま食べてしまう。
テンションが上がるあまり、私としたことが、
青森県に来たというのにバイキングにあったりんごをうっかり食べ忘れたので、
帰りの道の駅で買いました。
秋田犬。
弘前のホテルを朝9時半ごろに出て、もう帰りです。
秋田犬の里に!
行ってきました!!
昔小さいころに家でリキっていう白い秋田を飼っててね、
バカみたいにデカいから当時は怖かったんやけど、賢くて可愛くてね、
もうめちゃくちゃ好きなんです。
秋田犬が。
ここは、昨今の秋田犬人気をうけてか今年にぎにぎしくオープンしたばかりの秋田犬の施設で、
秋田犬の歴史を知れるちょっとした博物館的な展示とか、
お土産物を売ってたりとか、
あと、なんと秋田犬がいる。
見られる。
生の秋田犬が。
そしてなんと入場料無料。
取ってくれ。
200円くらい取ってくれ。
いぬのエサ台にしてくれ。
大型犬はエサ台かかるから…。
さて、わっくわくの生の秋田犬。
見てきましたよ。
いぬのストレスを考慮してか、
大きな部屋の中の二重の柵の中にいて、3分しかその部屋にいれないという、
なんともいぬファースト。
いる。
可愛い。
1歳の嵐くんとのことです。
ずっとペットボトルをしがんで遊んでたよ。
おじさんが一度ペットボトルを取り上げたら、
不服そうにおじさんを見上げて、短く吠えていたよ。
可愛い。
スタッフのお姉さんによると、
いつもは寝てることが多いらしいから、
活発に動いてるところを見られてよかった。
後から知ったことなんですが、能代空港では、
なんと秋田犬がお出迎えとかしてくれるらしい。
毎月8のつく日(8日、18日、28日)の午前便の到着に合わせて文字通り秋田犬が空港利用者をお出迎えします。
http://www.odate-noshiro-airport.com/news/news1.html
記念に一緒に写真を撮ったり、ふれあうこともできます。
そんなんもう軽めの風俗やんか!!!!!
喜び組やん…。
いぬ…。
死ぬまでに、一度でいいから秋田犬に埋もれたい。
秋田犬の里、間違いなくこの旅で最もテンションの上がったイベントでした。
山形の故郷の味(らしい)。
さらに南下し、山形県は酒田市の、ワンタンメンで有名らしいラーメン屋さんに寄りました。
ツイッターのフォロワーさんで、山形出身の方が教えてくれました。
自家製のワンタンと麺がつるつるでめっちゃ美味しい。
別に大盛にしてないのに、なかなかにボリューミーでした。
煮干しのだしの風味が濃いので、好みは分かれる味やとは思うけど、
しょっぱすぎるということはなく、
スープを全部飲み干してしまっても罪悪感がない味(お願いだから罪悪感を持って)。
ラーメン食べすぎやけど、
食べ物は土地土地での違いが如実に出るから面白いよな。
ラーメンを食べ終わったら、またあの長い長い新潟県を縦断し、
日付がかわったころに富山にたどり着きました。
帰りの新潟がやばすぎるぜ。
次は、せめて新潟を抜けるときは高速を使って、
函館まで到達したいな。
↓後日、函館までリベンジしたときのようす。