フェルト化、前からちょっとやってみたいと思ってたんや。
↓この記事で編んだやつです。
kaoriychan.hatenablog.com
フェルト化とは
ニット製品をお湯の中で洗剤を使いゴッシゴシ洗った後、冷水ですすぐ工程を何度か繰り返し、
編み地を縮ませ文字通りフェルト化させて風合いを出したり強度を高めたりする処理のことで、
風呂の残り湯とかでセーターを洗濯すると鬼のように縮むのと一緒です(たぶん)。
先人のブログなどを見て学んだコツは、
最初から熱湯をかけないことです。
ぬるま湯で洗う→冷水ですすぐ→熱めのお湯で洗う→冷水ですすぐ→熱いお湯で洗う→冷水ですすぐ
といったように、
徐々にお湯の温度を上げていくとうまくいくらしい。
あとはもちろんやけどウールの混率が高ければ高いほうがうまいことフェルト化するらしいです。
フェルト化作品が載っている書籍
このしずく堂さんのご本で、
フェルト化したルームシューズとかバッグが掲載されています。
あと、この本だったかは失念したけど(調べたらこの本でした)フェルト化コースターというのもあって、
それを見て、編み込みの練習がてらちょっとやってみたいな(そして配りたいな)と思っていました。
アクリルタワシとかティッシュケースとかのちょっとした自作手芸製品を配りまくる老婆の気持ちがわかるぜ。
実践
さて例のマスク、元々ちょっと緩かったんですが、洗濯したら更に緩くなってしまって、
着けていると徐々に下がってくるようになってしまいました。
フェルト化したら縮むし、ニットマスクの最大の欠点だった隙間の多い編み目が詰まるから一石二鳥ではないかという安易な考えで、
早速実行してみました。
その結果
なんということでしょう。
毛糸がアクリル混っぽかったのでちゃんとフェルト化するか心配だったのですが、
うまいこといきました。
…フェルト化はな。
マスクとしては致命的な欠点
これさ~ちょっと考えればわかることやねんけど、
フェルト化によって目が詰まる代償として一切の伸縮性が犠牲になるから、
マスクとしての運用がますます難しくなるんですよね。
マジでちょっと考えればわかることやねんけどさ。
伸縮性を失ったことにより、
鼻で支えながら眼鏡のフレームで抑えてないと口を覆うことすらままならない謎の物体が出来上がってしまいました。
ゴム編みのところもひとっっっつも伸びないんだぜ。
もうちょっと考えてから行動に移せばよかったよ…。
結論
手編みのマスクはフェルト化せんほうがいい。
ただフェルト化した編み地自体は可愛くて好きなので、
むしろもう少し縮ませて使おうかな。
そんな微調整ができるかは謎やけど。
フェルト化コースターは来シーズンやりたいな。
100均のウール100%の毛糸とかでもできると思うので、
初心者の方にもおすすめです。