久しぶりの更新になってしまい申し訳ありません。
最近なぜか急に靴下編みにハマってしまって、
ひたすらド派手靴下ばかりを製造しています(私見:靴下は派手であれば派手であるほどよいとされている)。
靴下編みについてはまた別で記事にするとして、
本日はこちら。
『メンズニット シンプル&ベーシック』より、風工房先生デザインの編み込み模様のセーターを編みました。
糸は大人しく指定どおりソノモノ アルパカリリー。
ただし、自分用ではなく夫へのクリスマスプレゼント用(なお間に合わなかった模様。詳しくは後述)なので、
色はご本どおりのブラウン系ではなく、
より似合うと思われるグレー系に変更しています。
この糸、名前に「リリー」とあるように、リリヤーン?状(内部が空洞)になっていて、
普通のストレートヤーンと比べると、一玉120mも巻かれているとは思えないほど軽いです。
メリヤスのみならず編み込みでも編地がそこまで分厚くならなかったので、
ボリューミーでもりもりになりがちなメンズニットにはかなり適した糸だと思いました。
チクチクはするらしいですが。
ただ、グレー系2色のコントラストが低すぎ(要は色が近すぎ)て、
編み込みの時まじで何回も間違えそうになったし事実間違えて戻ったりもしたよ。
色が似てるだけじゃなくて同じ色でも部分的に濃かったり薄かったりするから、
濃いグレーの薄いところと薄いグレーの濃いところが同時に来たときはいやこれ同じやんけェ!ってなりました。
編み上がっていく様子を時系列でご紹介します。
身ごろ(ver.1)
今回も性懲りもなくゲージをとらずLLサイズ決め打ちで編み始めました…が、
メンズニットのメリヤス砂漠はまじで虚無。
レディースサイズに比べて目数や段数が圧倒的に多いことに加え、
本来は平編みのところを輪編みに変更といういらんことしぃをしたせいでもう全然進まん。
余暇の時間を全て充て、なんとか身ごろを編み上げたものの、
前回の『毛糸だま』表紙のノルディックニット同様に輪編みのゲージが本よりも緩く、
えらいクソデカ身ごろ(身幅70cm超)に編み上がってしまい…Lサイズに変更すべく
身ごろ(だったもの)
身ごろ(ver.2)無事完成
身ごろを編みなおした段階でクリスマス納品は絶望的となったため、
しれっと予定を年内納品に変更。
袖
(お楽しみの)ヨーク
前述した2種類のグレーの濃さが肉薄していることや、
編み図そのものの色分けが謎にややこしくて(地色を白で表記しないといけない、みたいな制約があるのかも?)心休まる瞬間というかゾーン的に無心に編める瞬間が一度として訪れませんでしたが、
模様が出来上がってくるとやはり可愛いのでテンションも上がり、
なんとか無事に予定通りに年内に編み上げることができました。
着てもらった時のようす
やっぱりメンズニットはメンズが着た方が似合うんよ(当たり前)。
私史上もっとも既製品っぽく、いい意味で手編みに見えないセーターに仕上がりました。
今シーズンも残りあと少し、もう1着くらいウェアを編みたいな~と思いつつも、
でも今は靴下編みがめっちゃ楽しいのよな。
ちなみに、次に編みたいと思っているセーターは、
『毛糸だま』夏号の余り糸を使ったトップダウンのラグランセーターです。
日本ヴォーグ社の津田さんアマビエさんが「編みトーク」の第1回目で着てらしたピンク系のそれが、
ものすごく素敵で可愛かったんですよね。
うちには余り糸というか大伯母達からの貰い糸がいっぱいあるので、
その中からピンク系とか暖色系を集めて糸玉にして編んでみたいな~と思っています。
いつになるかはわからんけどね!